UAE連邦身分・市民権・税関・港湾保安局(ICP)が設けた30日間のビザ猶予期間が、7月9日(木)をもって終了する。今年2月末からの地域情勢の混乱で航空便が欠航・停止となり、ビザが失効しても出国できなかった在住者・訪問者を対象とした特別措置で、期限後は通常の超過滞在罰則が再開される。

猶予期間は6月10日から7月9日までの30日間で、対象となるのは2026年3月に実施されたICPの超過滞在罰則免除の恩恵を受けていた方に限られる。具体的には、空域閉鎖・航空便停止により出国できなかったビジターとしてのビザ保有者、出国許可証保有者、ビザがキャンセルされたが帰国できなかった元在住者などが含まれる。地域情勢とは無関係の通常の超過滞在は対象外となる。

期限前に取れる対応

UAEに引き続き在留を希望する場合: 新たな居住ビザの申請、就労ビザへの切り替え、家族スポンサーへの変更、フリーランス許可証の取得など、ビザ状況の正規化手続きを7月9日までに完了する必要がある。手続きはアメールセンター(Amer Centre)や認定代行業者を通じて行える。

出国を予定している場合: 追加手続きは不要で、通常の出国手続きで罰則なく出国できる。

期限を過ぎると通常の超過滞在罰則(1日あたりAED200程度)が適用されるほか、将来のビザ申請に影響が出る可能性がある。ICPは期限直前の申請集中による処理遅延を避けるため、早めの対応を強く推奨している。公式情報は icp.gov.ae または ICPの公式アプリ「ICA UAE」から確認できる。

なお、この猶予期間は通常の居住ビザの更新猶予期間(ビザ失効後30日間)とは別の制度であり、在住ビザが有効な方には関係しない点に注意が必要。

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