UAE国内を結ぶ国家鉄道プロジェクト「エティハド・レール(Etihad Rail)」が、6月30日(火)に旅客サービスの導入フェーズを開始する。アブダビ皇太子のシェイフ・ハーリド・ビン・モハメド・ビン・ザイード(Sheikh Khalid bin Mohammed bin Zayed)殿下が6月23日、モハメド・ビン・ザイード・シティの旅客駅を落成式典で開幕し、6月30日の旅客サービス開始を正式に発表した。チケットは本日(6月23日)より予約受付が始まっている。
初期ルートはアブダビのモハメド・ビン・ザイード・シティ(Mohamed bin Zayed City)駅からフジャイラのアル・ヒラル・シティ(Al Hilal City)駅までで、所要時間は1時間45分。車では2時間以上かかる区間が大幅に短縮される。料金はコンフォートクラスがAED55(約2,200円)から、プレミアムクラスがAED120(約4,800円)から。
段階的な駅オープンスケジュール
エティハド・レールの旅客ネットワークは以下の段階で順次拡大される。
6月30日(導入フェーズ): アブダビ(モハメド・ビン・ザイード・シティ駅)〜フジャイラ(アル・ヒラル・シティ駅)間で旅客サービス開始。
9月30日(正式ローンチ): ドバイ駅(ジュメイラ・ゴルフ・エステーツ)とアル・ダイド駅(シャルジャ)が追加開業。アブダビ〜ドバイ間は57分で結ばれる。
12月30日: アル・ダフラ地域の各駅が開業。
2027年 3月30日: シャルジャ・ユニバーシティ・シティ駅が開業し、初期ルートが完成。
車両・設備の概要
旅客フリートは13編成で、各列車は最大400名を収容し最高時速200kmで運行する。車内には食事・飲料サービスが提供され、各駅にはカフェ・レストラン・小売店が整備される。運行はエティハド・レールとフランスの大手公共交通事業者ケオリス(Keolis)のパートナーシップにより行われる。なお、ドバイのRTA(道路交通局)は、ドバイ駅(9月開業予定)へのフィーダーバスとタクシーの整備を進めており、ラストマイルアクセスの確保に取り組んでいる。
将来の展望
旅客ネットワークは最終的に全長900kmに及び、年間3,600万人の旅客輸送を目指す。また、アブダビ〜ドバイ間を30分で結ぶ高速鉄道プロジェクトも別途検討されており、UAEの都市間移動が大きく変わる時代が始まろうとしている。チケットはエティハド・レールの公式アプリおよびウェブサイト(etihadrail.ae)から予約できる。
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