2月28日の開戦から116日を経て、米国とイランの和平協定が本日6月19日(金)、スイスのビュルゲンシュトック(Bürgenstock)リゾートで正式に署名される。パキスタンのシャハバズ・シャリフ首相が6月14日に合意成立を発表し、両国はレバノンを含むすべての戦線での軍事作戦の即時かつ恒久的な停止を宣言した。
スイス外務省は「署名はビュルゲンシュトックで行われる予定で、仲介国であるパキスタン・カタールおよび米国・イランの提案により同地が選ばれた」と発表した。ルツェルン湖を見下ろす高台に位置する同リゾートは三方を水に囲まれ、警備面での優位性から選定された。
合意の主な内容
トランプ大統領はTruth Socialで「ホルムズ海峡の無料開放を正式に承認し、米海軍の封鎖を即時解除する。世界の船よ、エンジンをかけろ。石油を流せ!」と投稿した。合意には米軍の海上封鎖の解除、石油制裁の一時停止、一部凍結資産の解放が含まれる。核問題については署名後60日間の追加交渉で詰めるとされている。
イランのアラグチ(Araghchi)外相は、戦争終結にはレバノンでのイスラエル占領の終結も含まれるとし、イスラエルが新たな攻撃を続けた場合は合意違反とみなすと述べた。イスラエルのネタニヤフ首相は合意への不満を示しながらも、トランプ大統領との会談を求めており、最終的な合意の履行については不透明な部分も残る。
UAEへの影響
今回の正式署名により、UAEは4か月近くに及んだ地域緊張からの本格的な回復フェーズに入る。ホルムズ海峡は開戦前、世界の石油・LNG供給量の約20%を担っていた。海峡の完全再開により、エネルギー価格の正常化、ドバイ国際空港の完全復旧、観光・不動産市場の回復加速が期待される。在ドバイ日本国総領事館は引き続き最新情報の確認を呼びかけており、状況の進展を注視する必要がある。
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