ドバイに興味を持ったとき、まず初めに「ドバイって何語を話すの?」「アラビア語ができないと生活できない?」って思いませんでしたか?
また在住されている方も、日本にいる方に「ドバイに住んでいます」と言うと「アラビア語話せるんですか?」なんて聞かれたこともあるのではないでしょうか。
中東というイメージから「アラビア語が必須そう」「英語はあまり通じないのでは?」と不安に感じる方も多いでしょう。ですが、実際のドバイは、日本人の想像とはかなり違う多言語都市です。
この記事では、ドバイ旅行を考えている方、将来的に住んでみたい方、すでにドバイに住んでいる方にも役立つよう、ドバイのリアルな言語事情を見てみます。
ドバイの公用語は?基本の言語
結論から言うと、ドバイの公用語はアラビア語です。 ドバイはアラブ首長国連邦(UAE)の一つの首長国であり、国としての正式言語はアラビア語と法律で定められています。そのため、以下のような場面ではアラビア語が使われます。
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政府機関の公式文書
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法律・契約書の原文
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公的な掲示や標識(一部)
ただし、ここで重要なのは「公用語=日常生活で必ず使う言語」ではない、という点です。
ドバイの人口構成を見ると、その実態がよく分かります。2026年2月時点で、ドバイ人口の約9割が外国人。 インド、パキスタン、フィリピン、ヨーロッパ、アフリカ、そして日本を含むアジア各国から人が集まっています。
つまり、アラビア語を母語としない人のほうが圧倒的に多い都市なのです。
実際に使われている言語
では、実際のドバイでは何語が使われているのでしょうか。 答えは非常にシンプルで、英語が事実上の共通語です。
英語が通じる場所
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空港、航空会社
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ホテル、ショッピングモール
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レストラン、カフェ
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タクシー、Uber、Careem
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病院、クリニック
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不動産会社、銀行
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学校、インターナショナルスクール
観光で訪れる場所はもちろん、生活に必要なほぼすべての場面で英語が通じます。道路標識や公的機関の案内なども英語とアラビア語の併記がほとんどですので、車の運転なども問題ありません。
たとえばドバイで部屋を借りる場合、不動産会社とのやり取りはすべて英語です。内見、契約説明、家賃や光熱費の話なども英語で進みますが、ネイティブレベルはまったく不要。「家賃」「契約期間」「修理対応」といった基本単語が分かれば、問題なくやり取りできます。
また、ドバイの英語は、アメリカ英語やイギリス英語だけでなく、さまざまな国のアクセントが混ざっています。最初は聞き取りにくく感じることもありますが、数週間〜数か月で自然と慣れる人がほとんどです。
アラビア語は必要?
「結局、アラビア語は必要?」
結論から言うと、必要ではありません。ただし、目的によって「知っていると便利な度合い」は変わります。
例えばドバイ旅行であれば、空港、ホテル、観光地、レストラン、ショッピングモールはすべて英語対応です。
日常生活レベルでも、英語のみで十分です。スーパー、病院、学校、役所手続きも英語対応が基本。役所関連では、書類の原本がアラビア語のみの場合もありますが、英語訳が必ず併記されているか、英語での説明を受けられます。
ドバイで仕事をする場合、外資系企業、日系企業、スタートアップの多くは社内公用語が英語です。アラビア語が必要になるのは、以下のようなケースが多いですが、通訳を介す場合がほとんどです。
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政府系機関との深い交渉
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ローカル企業での勤務
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アラブ富裕層向けビジネス
つまり、一般的な在住者であれば、アラビア語ができなくて困る場面はほぼありません。
よく使われるアラビア語
ドバイでは英語だけで生活できますが、簡単なアラビア語を知っていると、現地の人との距離がぐっと縮まります。 ローカルはもちろん、近隣諸国やエジプトなど北アフリカ出身の方も多いので、アラビア語圏の方に対して使うと笑顔で返してもらえることが多いです。ここでは「覚える価値が高い」「実際によく耳にする」アラビア語を厳選してご紹介します。
「シュクラン」(Shukran):ありがとう(Thank you) 英語の「Thank you」と同じ感覚で使えます。
「アフワン」(Afwan):どういたしまして(You are welcome) 「ありがとう」に対する返答としても、「No, thank you」の意味でも使われます。
「サラーム・アレイコム」(As-salāmu ʿalaykum):こんにちは(直訳:あなたに平安がありますように) 最も基本的なあいさつです。時間帯を問わず使えるため、とても便利です。
「ワ・アレイコム・サラーム」:こんにちは(直訳:あなたにも平安がありますように) 上記の返事です。こんにちはに対してこんにちはで返すイメージですが、語源がコーランになります。
「インシャーアッラー」(In shā’ Allāh):たぶん/予定では(直訳:神のみぞ知る) 英語のMaybeに近いですが、多用されるので関西弁の「知らんけど」に近いかもしれません。(笑)
例えば、「明日修理に来れますか?」と聞くと →「インシャーアッラー」と言われることも。
これはYESでもNOでもない曖昧な返事で、「予定ではそうだけど、確約ではない」というニュアンスです。ドバイ生活では頻繁に聞く表現なので、意味を知っておくとストレスが減ります。
「マシャーアッラー」(Mā shā’ Allāh):素晴らしいですね/いいですね 赤ちゃんや家、車などを褒めるときによく使われます。「縁起の良い言葉」とされており、褒め言葉として安全な表現です。
「ハラール」(Halal):イスラム法で許されたもの 食事の場面でよく出てくる言葉です。ドバイのレストランの多くはハラール対応で、豚肉やアルコール、お肉や魚の捌き方などに制限があります。
「ハラム」(Haram):禁止されているもの ハラールの反対の意味です。豚肉、アルコールなど食事関連だけではなく、露出が多すぎる格好や女性に触れるなどもムスリムの方にはハラムです。
ドバイでは、日常会話の中に宗教由来の表現が自然に入ります。意味を知らないと「え?」となりがちですが、覚えておくと安心です。
さいごに
ドバイに住む日本人の方の多くが口をそろえて言うのは、「英語が完璧じゃなくても何とかなる」ということです。実際、文法が多少間違っていても、単語を並べれば通じる環境です。なぜなら、相手も英語を第二言語として話していることがほとんどだからです。
英語が苦手だけど、ドバイ移住/ドバイ旅行は厳しい?と心配される方も中にはいらっしゃいます。 大丈夫です。ただし、生活の快適さや旅行のスムーズさは英語力に比例します。中学英語レベル+日常単語があれば安心です。
言語面でのおすすめ対策
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渡航前に最低限の英単語を復習
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Google翻訳や翻訳アプリを常備
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「挨拶+感謝」だけは覚える
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日本人コミュニティを活用する
ドバイには日本人コミュニティや日本食レストラン、日本語対応クリニックもあり、完全な外国語環境が不安な人でも安心して暮らせる土壌があります。ドバイに住むとなると、英語ができた方がより住みやすいと体感しますし、生活で使う英語はパターン化しているので自然と英語環境にも慣れてくると思います。
「中東=言葉の壁が高い」というイメージで敬遠していた方にとって、ドバイは非常にハードルの低い海外都市です。言語面の不安が解消されることで、ドバイという街が一気に身近に感じられるはずです。
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