UAEには、就職先が決まる前にスポンサーなしでUAE国内で就職活動ができる「求職者ビザ(Job Seeker Visa)」が用意されている。60日・90日・120日の3種類から選択でき、2026年4月の費用改定で取得しやすくなった。UAEへの移住・就職を検討している方や、日本から知人をUAEに呼んで就職活動をさせたい在住者にとって知っておきたい制度だ。

対象者と条件

申請できるのは以下のいずれかの条件を満たす方に限られる。UAE人材・エミラタイゼーション省(MOHRE)が定めるスキルレベル1〜3(管理職・専門職・技術職)に該当し、学士号以上の学位を保有していること。または世界上位500大学を過去2年以内に卒業していること。さらに申請時に6か月以上有効なパスポート・財政的な自己資力の証明・UAE対応の健康保険が必要だ。

費用と期間

2026年4月の改定後の費用は、60日間がAED1,500(約6万円)、90日間がAED2,000(約8万円)、120日間がAED2,500〜3,000(約10〜12万円)。いずれもAED1,025の保証金(出国後または就労ビザへ切り替え後に返金)が含まれる。申請はICPスマートサービスポータル(smartservices.icp.gov.ae)またはGDRFA Dubaiのウェブサイトからオンラインで可能で、処理は48時間〜5営業日程度。

注意事項

求職者ビザでは就労は認められておらず、面接・ネットワーキングのみが許可される。採用後は出国不要でUAE国内で就労ビザへの切り替えが可能。超過滞在の場合は1日あたりAED50の罰金が科されるため、期限内の切り替えまたは出国が必要だ。なお、日本国籍保有者はUAE入国にビザが不要(90日間)のため、求職者ビザを申請せずにまずUAEに入国し、採用決定後に就労ビザの手続きをするケースも多い。

©︎ Emirates 24/7 / UAE Government Portal / ICP