ドバイ皇太子のシェイフ・ハムダン・ビン・モハメド・ビン・ラシッド・アル・マクトゥーム(Sheikh Hamdan bin Mohammed bin Rashid Al Maktoum)殿下は4月16日、ドバイ国際空港(DXB)隣接地に完成した世界初のエアタクシー専用乗り場「バーティポート(Vertiport)」を視察した。同日は「世界公共交通デー(World Public Transport Day)」初回開催日にも当たり、ドバイが都市モビリティの未来をリードするというメッセージを世界に発信した。

施設は地上4階建て・延床面積3,100平方メートルで、2か所の離着陸パッド、急速充電設備、空調完備の旅客ターミナル、2層構造の駐車場を備える。年間最大17万人の旅客に対応できる設計で、国際的な安全基準に準拠して整備された。施設の設計・建設・運営はスカイポーツ・インフラストラクチャー(Skyports Infrastructure)が担い、ドバイ道路交通局(RTA)が運営の監督と他の交通手段との統合を担当する。

シェイフ・ハムダン殿下は視察にあたり「今回のバーティポート完成は、ドバイが統合的かつ持続可能なモビリティの世界的モデルとしての地位を強化し続けることを示している。ビジョンを現実へと翻訳し、世界の都市の未来を形作るうえでのドバイの役割をさらに強固なものにする」と述べた。

国際空港からパーム・ジュメイラまで約12分

エアタクシーのサービスはジョビー・アビエーション(Joby Aviation)が運航する。最高時速320km超で飛行できる全電動機体に、パイロット1名と乗客4名が搭乗できる。ドバイ国際空港からパーム・ジュメイラまでの所要時間は約12分で、車では約45分かかる区間を大幅に短縮できる。初期ルートはドバイ国際空港〜ドバイ・マリーナ間で開始し、今後はダウンタウン・ドバイとパーム・ジュメイラへ順次拡大する予定だ。

2026年中の商業運航開始に向け、ドバイ・モール、アトランティス・ザ・ロイヤル(Palm Jumeirah)、アメリカン・ユニバーシティ・オブ・ドバイ(Dubai Marina)の3か所にも追加バーティポートが整備される予定で、計4か所のネットワークが構築される。ジョビー・アビエーションはRTAと6年間の独占運営契約を結んでおり、商業運航に向けた現地スタッフやパイロットの採用もUAE国内で進めている。

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