ドバイ土地局(Dubai Land Department / DLD)が9月中に「レント・ナウ・ペイ・レイター(Rent Now, Pay Later)」制度を正式導入する予定だ。参加銀行が大家に年間家賃を一括で支払い、入居者は12か月にわたって無利子の分割払いで銀行に返済する仕組みで、ドバイ在住者にとって長年の悩みだった年払い・複数小切手の慣行が大きく変わる可能性がある。
仕組みはシンプルだ。入居者が賃貸契約を結ぶか更新すると、参加金融機関が大家に年間家賃全額を一括で支払う。入居者はその金額を12か月にわたって均等分割払いで銀行に返済する。利子は一切かからない。大家は従来どおり年間家賃を確実に受け取れるため、小切手の不渡りリスクや回収の手間がなくなるというメリットがある。
フレキシ・レントとの違い
今年6月に導入された「フレキシ・レント(Flexi Rent)」は大家・管理会社が柔軟な支払いスケジュールを直接入居者に提供する制度だったが、今回の「レント・ナウ・ペイ・レイター」は銀行が間に入る点が大きな違いだ。大家がフレキシ・レントに参加していない物件でも利用できるため、より広範な入居者が恩恵を受けられる可能性がある。
注意点
参加銀行・申請手続き・審査条件・手数料などの詳細は正式ローンチ時に公表される予定で、現時点では未確定の部分も多い。また、信用審査が行われる可能性があり、すべての在住者が利用できるとは限らない。DLDの公式発表を待ち、詳細が確定してから申し込みを検討することを推奨する。
©︎ Time Out Dubai / Gulf News / The National / Dubai Standard