2026年3月28日(現地時間)、UAEのメイダン競馬場で開催された世界最高峰の競馬イベント「ドバイワールドカップデー」で、日本馬6頭が5レースに出走し善戦を見せた。メインレースのドバイワールドカップではフォーエバーヤングが2着入賞、UAEダービーでは日本調教馬による史上初の5連覇を達成するなど、国際舞台での存在感を示した。

メインレース:フォーエバーヤング、王座にあと一歩

最注目のドバイワールドカップ(G1、ダート2000m、賞金総額1200万米ドル)では、サウジカップ連覇を果たしたフォーエバーヤングが昨年のリベンジを目指し、断然の1番人気で出走した。

レースは最内枠からスタートしたアメリカのマグニチュードが逃げる形となり、フォーエバーヤングは2番手に付けて展開した。マグニチュードは3コーナーから4コーナーに入るところでさらにギアを上げて後続を離す強い走りを見せ、フォーエバーヤングは最後まで追い上げたものの届かず、悔しい2着となった。

優勝はケンタッキーダービーの前哨戦を9馬身差で圧勝しながらも足首の故障により三冠競走を棒に振り、今年はサウジカップに出走予定も熱発で同競走を回避することとなっていた4歳馬マグニチュードが、雌伏の時を経て栄冠を手にした。

UAEダービーで歴史的快挙達成

一方、3歳馬によるUAEダービー(G2、ダート1900m)では日本馬が快挙を達成した。ワンダーディーンが勝利し、クラウンプライド、デルマソトガケ、フォーエバーヤング、アドマイヤデイトナに続き日本馬によるUAEダービー5連勝を記録した。パイロマンサーも3着に入り、日本馬がワンツースリーのうち2つを占める好成績となった。

短距離戦でも健闘

アルクオーツスプリント(G1、芝直線1200m)では、日本馬ルガルが馬群から抜け出して先頭に立つも、追い比べの末に惜しくも2着となった。国内で行われる高松宮記念ではなく、敢えてのドバイ遠征。しかも慣れない直線競馬という状況だったが、初のドバイ遠征となったルガルは500キロ以上の大きな馬体で堂々とした走りを披露した。

その他のレース結果

ドバイターフ(G1、芝1800m)ではガイアフォースが大外枠からのスタートで好ダッシュを見せ、逃げの手を打って1馬身ほどのリードを保ってレースをリードしたが、直線で捕まって6着に終わった。

ドバイゴールデンシャヒーン(G1、ダート直線1200m)では、日本馬アメリカンステージはシンガリでの入線となり、厳しい結果に終わった。

世界基準での評価と今後への期待

今回のドバイワールドカップデーで日本馬は複数のG1レースで上位入賞を果たし、世界最高峰の舞台でも十分に戦えることを証明した。特にフォーエバーヤングの2着は、海外G1で3着は十分に立派だが、期待値が高かったぶん悔しさは残る結果となった。

UAEダービー5連覇という歴史的快挙は、日本競馬の国際的地位向上を象徴する成果といえる。来年以降も日本馬の世界挑戦に注目が集まりそうだ。


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