ドバイは世界屈指の競馬都市として知られていますが、「イスラム圏なのにギャンブルはできるの?」「ドバイターフって馬券は買えるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。さらに、伝統競技であるラクダレースの存在を知ると、ますますその実態が気になるはずです。
本記事では、ドバイの競馬は本当にギャンブルなのか、法律や文化背景、ドバイターフやラクダレースの魅力まで分かりやすく解説します。

AYA
元エミレーツ航空CA。大学卒業後、PCサプライメーカーの営業職に就職。その後オーストラリアへワーホリ、フィリピン英語留学を経てエミレーツ航空CAへと転職。ドバイを拠点に世界中を飛び回る生活を7年、訪れた国は80カ国以上。現在は、生活情報の発信などを行っている。
UAEの法律とイスラム文化の基本
「ドバイって競馬が有名だけど、ギャンブルはできるの?」
結論から言うと、ドバイで行われる競馬はギャンブルではありません。
UAEでは原則として賭博は禁止
ドバイが属する国、アラブ首長国連邦(UAE)はイスラム教を国教とする国家です。イスラム法(シャリーア)では賭博(マイシール)は原則禁止とされています。
そのため、
- 競馬場での馬券販売
- カジノ
- パチンコのような娯楽賭博施設
は基本的に存在しません。日本のように「競馬=馬券を買うもの」という感覚で行くと、かなり違和感があるでしょう。
ではなぜドバイで競馬が盛んなのか?
ドバイにおける競馬は、ギャンブルではなく“スポーツ”であり“国家的イベント”です。
- 王族が主催・支援
- 世界中のトップホースが集結
- 国際的な社交イベント
という位置づけになっています。
日本で例えるなら、「有馬記念」よりも「F1日本グランプリ」に近い感覚かもしれません。賭けるためではなく、観戦・交流・ビジネス・社交の場としての側面が強いのです。
世界最高峰のレース「ドバイターフ」とは
ドバイ競馬を語る上で欠かせないのが、ドバイターフです。
ドバイターフとは?
ドバイターフは、毎年3月に開催される世界的競馬イベントドバイワールドカップのメインレースの一つです。ドバイワールドカップの方が聞き馴染みがあるかもしれません。
開催場所は、メイダン競馬場という、ドバイ中心部から車で約15分の超近代的競馬場です。

2026年の情報
- 開催予定:2026年3月28日
- G1・芝1800m
- 総賞金:約500万米ドル規模
- 世界中のトップ騎手・調教師が参加予定
例年、日本馬・日本人騎手も多数参戦し、日本人にとっても注目度が非常に高いレースです。
ドバイワールドカップ2026についてはこちら
観戦はどうするの?
馬券が買えないのに観戦って楽しいの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし実際の会場では、ドレスアップした観客、花火やドローンショー開催、豪華なVIPラウンジ、国際色豊かな来場者の中、まるで高級社交パーティーのような雰囲気になります。
子どもと一緒に観戦に訪れ、芝生エリアにはスナックやドリンクの売店もあり、ピクニック気分を楽しみながら世界レベルのレースを観戦する、という過ごし方も可能です。ギャンブル目的ではなく、エンターテインメントとして完成されたイベントなのです。
観戦チケットを購入することで入場できます。テラス席やギャラリー席など、さまざまな座席が用意されており、席ごとにチケット価格も異なります。
伝統文化としてのラクダレースと最新テクノロジー
ドバイのもう一つの名物がラクダレースです。
ラクダレースとは?
ラクダレースはアラビア半島の伝統競技で、何世代にもわたって受け継がれてきました。ドバイでは、アル・マルムーム・ラクダレース場などで開催されています。
ロボット騎手
かつては子どもが騎手を務めていましたが、人権問題の観点から現在は「ロボット騎手」が使われています。
- 小型ロボットが背中に装着される
- 飼い主が車で並走し遠隔操作
- スピーカーで音声指示
これはドバイらしい「伝統×テクノロジー」の象徴ともいえるでしょう。

こちらも賭けはできない
ラクダレースも基本的に賭博は行われていません。賞金や名誉はありますが、観客が賭ける仕組みはありません。
ドバイのギャンブル事情
ドバイにカジノはある?
2026年2月時点で、ドバイには一般的なカジノは存在していません。ただし、同じUAE内のラスアルハイマ首長国では大型リゾート開発が進んでおり、将来的なカジノ解禁の可能性については国際的に注目されています。
とはいえ、ドバイ自体は依然として厳格な規制下にある都市です。
ドバイは健全志向のエンタメ都市
ドバイは、
- 高級レストラン
- ビーチクラブ
- モータースポーツ
- 国際展示会
- ラグジュアリーイベント
など、「お金を賭けなくても楽しめる」娯楽が非常に発達しています。競馬もラクダレースも、その一環です。
さいごに
ドバイの競馬は、ギャンブルではなく“文化と社交”の場です。
- 馬券を買う場所ではない
- 世界的スポーツイベント
- 社交・ビジネスの場
- 家族でも楽しめる
という特徴があります。日本の感覚で「競馬=ギャンブル」と思っていると、最初は驚くかもしれません。しかし実際に知れば知るほど、ドバイの競馬やラクダレースは、お金を賭ける文化ではなく未来に投資する都市の象徴だと分かります。
法律や宗教観を尊重しながらも、世界トップクラスのエンターテインメントを実現している場所が、ドバイという都市の本質かもしれません。競馬場で夜景を眺めながら世界の富裕層と肩を並べる体験は、日本では味わえない特別な時間になることと思います。
ドバイ生活に関する気になること、ご質問やご不明点などあればいつでも下記よりお問い合わせくださいね。
