ドバイは、地理的にも交通網的にも「中東・アフリカ・ヨーロッパ・アジアへの玄関口」と言える絶好のロケーションです。短時間のフライトで週末に行ける近場の国や都市が多数存在し、ドバイ在住者にも観光客にもおすすめできる「近場の旅行先」を実体験を元にご紹介していきます。
前回はドバイから主に車移動やフライト1時間圏内のUAE国内や近隣諸国をこちらの記事でご紹介しましたが、今回は「フライトで行くUAE国外、だけど近場」を実際に行ってきた写真を添えてご紹介します。
直行便が多く、3〜5時間以内で異文化に触れられるので、金曜午後に出発し、日曜夜に戻る“週末海外”も現実的。観光でドバイを訪れている人にとっても、+2〜4日で別の国を組み合わせる旅程は満足度が高いのが特徴です。
また、ドバイ国際空港(DXB)は日本から直行便が少ない中東・東欧・北アフリカへのハブ。LCCからフルサービスキャリアまで選択肢が広く、予算や旅のスタイルに合わせやすいのも魅力です。

AYA
元エミレーツ航空CA。大学卒業後、PCサプライメーカーの営業職に就職。その後オーストラリアへワーホリ、フィリピン英語留学を経てエミレーツ航空CAへと転職。ドバイを拠点に世界中を飛び回る生活を7年、訪れた国は80カ国以上。現在は、生活情報の発信などを行っている。
🇬🇪 ジョージア(旧グルジア)
ジョージアは、東ヨーロッパと西アジアの境界に位置するコーカサス地方の国です。街並みはヨーロッパ調でありながら、食文化や人々の気質には中東やアジアの要素も感じられ、一度の旅行で複数の文化を味わえるのが最大の魅力です。また夏は大自然を満喫、冬はウィンタースポーツを存分に楽しめるのも特徴的です。
ドバイからの行き方:DXBから首都トビリシまでLCC直行便で約3.5時間。
観光ビザ:日本旅券は観光目的でビザ免除(長期滞在可)。
食事・お土産
名物はチーズ入りパン「ハチャプリ」、肉汁たっぷりの「ヒンカリ」、鶏肉をニンニクとチーズのホワイトソースで煮込んだ料理「シュクメルリ」。郷土料理のシュクメルリは、某牛丼チェーン店が期間限定で再販する人気メニューなのでご存知の方も多いのではないでしょうか。日本人の口に合いやすいと有名なジョージア料理、ぜひ食べてみてください!
ワインが有名で、クヴェヴリ製法ワインはお土産に最適です。紀元前6000年紀(約8000年前)のワイン醸造の痕跡(ブドウの種や酒石酸の付着したクヴェヴリと呼ばれる素焼きの壺)が発見されており、この地が世界最初のワイン産地と言われています。
観光地・アクティビティ
首都トビリシでは、硫黄温泉、ワイナリー巡りができますが、車で2〜3時間以内で大自然も満喫できます。カズベギ地方では大自然や有名なトリニティ教会、カヘティ地方はワイン街道があります。教会はジョージアの至る所にありますが、どこも谷間や丘の上、雪山斜面など、絶景スポットにあることが多いのでおすすめです。



グルメや街散策だけではなく、温泉やサウナも楽しめますし、なんといっても物価が安いです。写真のスキー場はグダウリ地方で1泊3〜4000円の宿でスキー場直結、リフト1日乗り放題800円でした。外食もタクシーも安く、私が訪れた2019年からは物価は大きく変わっていると思いますが、それでもドバイに比べると2分の1以下の物価です。
🇹🇷 トルコ
トルコは、ヨーロッパとアジアを結ぶ要所として栄えてきた歴史を持ち、イスラム文化とヨーロッパ文化が自然に融合しています。親日の方が多いことも有名で、日本人にとっても異文化を感じつつ安心して旅ができる行き先として人気です。
ドバイからの行き方:DXBからイスタンブールへ直行約5時間。便数が多く選びやすい。
観光ビザ:日本旅券は観光目的でビザ免除
食事・お土産
日本でトルコ料理のイメージというとケバブが多いですが、実はトルコ料理は世界三大料理のひとつで、週末の朝ごはんは特に豪華です。メネメンというトルコ風スクランブルエッグは絶品です。他にもメゼ、サバサンド、キョフテ、バクラヴァ、アイランという飲み物などが有名です。
中東、地中海、ヨーロッパの食文化が融合し、素材を活かしたスパイス使いと、ヨーグルトやオリーブオイル、野菜、魚介類、羊肉などを多用するヘルシーな料理が特徴です。
お土産はトルコランプ、陶器、絨毯、チャイグラスなどが有名です。
観光地・アクティビティ
一都市だけでも見どころが多く、短期旅行でも満足度が高いのが特徴です。イスタンブール市街地内の、アヤソフィアなどモスク巡りやハマム(スパ)体験、ボスポラス海峡クルーズ、グランドバザールを覗くだけでも十分に楽しめます。またイスタンブールからフライトでさらに足を伸ばすとカッパドキアでの気球ツアーやギョレメ、真っ白な石灰棚の景観が特徴の世界遺産があるパムッカレも有名です。


🇪🇬 エジプト
歴史の教科書の世界やアラジンの世界が現実になる国です。ピラミッドや神殿群など、数千年単位の歴史が今も残り、他国では味わえないスケール感を体験できます。ドバイから意外と近く直行便もあるため、「実は行きやすい世界遺産」です。
治安面を心配する声もありますが、主要観光地は観光客向けに整備されており、ツアーや送迎を活用すれば問題ありません。物価が非常に安く、豪華ホテルやナイル川クルーズを手頃な価格で体験できるのも魅力で、「非日常」を求める人には特におすすめの国です。個人的には旅慣れた方や現地の知り合いなど、誰かと訪れることをおすすめします。(観光客向けに客引きやぼったくりは多いです)
ドバイからの行き方:DXBからカイロへ直行約4時間
観光ビザ:日本旅券は到着時ビザまたはe-visa
食事・お土産
コシャリというお米、レンズ豆、ひよこ豆、パスタ(マカロニ等)を混ぜ合わせ、トマトソースや揚げ玉ねぎ、スパイスをかけたエジプトの代表的な国民食が有名で、日本のラーメン屋さんのように街中にお店があります。またファラフェルやコフタ、モロヘイヤスープ、ハマムマフシーという鳩の米詰め焼きなども有名です。

観光地・アクティビティ
ギザのピラミッドは言うまでもありません。また街中に歴史あるモスクがたくさんあり、マーケットも賑わっています。カイロ以外だと、「地中海の真珠」とも呼ばれる港町アレクサンドリアはカイロに次ぐ第2の都市でカイロから車で3時間弱。
エジプト中部のナイル川沿いにある古代都市ルクソールは、カルナック神殿やルクソール神殿、王家の谷やハトシェプスト女王葬祭殿など、世界遺産に登録された古代エジプトの壮大な遺跡群が集中する歴史と文明の宝庫です。
また紅海に面したリゾート地ではダイビングも有名です。シャルム・エル・シェイクやダハブ、フルガダなどはオールインクルーシブのホテルなどもあり、ダイビングやマリンスポーツをしながらゆっくり過ごせると思います。


🇦🇿 アゼルバイジャン
カスピ海沿岸に位置し、近代的な都市景観と旧ソ連時代の雰囲気、そして中東文化が混ざり合う非常に個性的な国です。ドバイからの距離が近くフライト時間も短いため、「少し変わった国に行ってみたい」人に最適な旅行先です。
首都バクーは洗練された都会ですが、少し郊外へ足を延ばすと自然や歴史的建造物が残ります。
石油や天然ガスなど豊かな天然資源に恵まれ、エネルギー産業が盛んです。イスラム圏ながら政教分離を原則とする世俗国家なので、UAEのようなイスラム感はありませんし、街中でワインなども購入できます。ちなみに美女が多い国としても有名です!
ドバイからの行き方:DXBから首都バクーへLCCで約3時間
観光ビザ:日本旅券はeビザ取得で簡単入国
食事・お土産
ザクロやキャビアが有名です。デザートワインとしてザクロワインなどもあり、赤ワインよりはマイルドで非常に飲みやすくお土産にもぴったりでオススメです。

観光地・アクティビティ
アゼルバイジャンは別名「火の国」とも呼ばれています。首都バクーのシンボルともなっている炎をモチーフにしたフレイムタワー、火が燃え続けるアテシュギャーフ(拝火教寺院)、旧市街イチェリ・シェヘル(内壁)、その中にあるシルヴァン・シャー宮殿は、アゼルバイジャンで初の世界遺産です。
またバクー近郊にあるヤナルダグは、「燃える山」として知られる自然の神秘スポットです。地下から湧き出る天然ガスにより2000年以上燃え続けていると言われています。
またとっても美しい街並み、赤煉瓦が可愛い古都シェキは、シルクロードで栄えた街の一つで、シルク製品が多く生産されています。(バクーから車で約5時間かかります)



🇯🇴 ヨルダン
イスラム文化圏でありながらキリスト教徒も実は多く、観光客に非常に慣れており英語も通じやすいので、初めての中東旅行にも安心して選べる国です。世界遺産ペトラ遺跡や死海など、自然と歴史の両方を一度に体験できる点が大きな魅力です。ドバイからの距離も近く、「短期間で濃い体験ができる国」と人気です。
ドバイからの行き方:DXBから首都アンマンへ約3時間
観光ビザ:日本旅券は到着時ビザ取得
食事・お土産
食事に関してはドバイと似ていて中東料理やデーツが有名ですが、お土産はなんといっても死海の泥パックや死海の塩が日本人にはとても人気です。
観光地・アクティビティ
ペトラ遺跡はとっても有名ですよね。その他にも、ワディ・ラム砂漠などを訪れたり、死海での浮遊体験も楽しめます。時期によっては朝晩の気温差が大きいので、訪れる際は気温や天候を要確認することをおすすめします。



ドバイを拠点に
ドバイにいると他国へのアクセスが圧倒的に良い環境です。ドバイを拠点に、ヨーロッパ方面、アジア方面など、たくさん訪れてみてくださいね!新たな土地へ訪れる際は、くれぐれも治安や最新情報などの確認もお忘れなく!
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