ドバイといえばキラキラ華やか、「金」のイメージあがあるのではないでしょうか。そんなドバイには世界最大級の金市場「ゴールドスーク」があります。300店舗以上が軒を連ね、観光客でも安心して金が購入できます。金の加工やマージンなどの金額が安く、税額も低いことから、世界で見ても安価で購入しやすいことが特徴です。
ゴールド&ダイアモンド・パークなどもあり、金のイメージが強いドバイですが、ダイヤモンドを含む貴金属・宝石の国際貿易センターとしての地位を確立しています。この記事では、ゴールドスークについて、価格の仕組み、交渉術、注意点などを解説します。

AYA
元エミレーツ航空CA。大学卒業後、PCサプライメーカーの営業職に就職。その後オーストラリアへワーホリ、フィリピン英語留学を経てエミレーツ航空CAへと転職。ドバイを拠点に世界中を飛び回る生活を7年、訪れた国は80カ国以上。現在は、生活情報の発信などを行っている。
ゴールドスークとは?
ドバイの「ゴールドスーク(Gold Souk)」は、その名の通り金(ゴールド)を中心とした貴金属専門の市場です。Souk(スーク)は市場を意味しており、その近くには「スパイススーク」や「オールドスーク」もあり異国感溢れているので、一度は訪れてみても楽しいと思います。
場所はドバイの旧市街エリアであるデイラ地区にあり、メトロのゴールドスーク駅から徒歩5分程度の好立地。ドバイというと高層ビルや最新モールのイメージが強いですが、ゴールドスークはそれとは対照的で、細い通路沿いに宝飾店が立ち並び、ショーケースいっぱいに金のネックレス、指輪、バングルがぎっしり並ぶ光景は圧巻です。


ゴールドスークの歴史
ゴールドスークの起源は1940〜50年代まで遡ります。当時、真珠交易やインド・イランとの貿易で栄えていたドバイは、「関税が低く、商売がしやすい港町」として知られていました。その流れで金取引も盛んになり、自然発生的に金専門の市場が形成されたのが始まりです。
現在では世界最大級の金市場のひとつとして知られ、中東・インド・アフリカ・ヨーロッパなど世界中から観光客・投資家・バイヤーが訪れます。
雰囲気はどんな感じ?
一言で言うと「活気があり、エネルギッシュ」。
- 店員が積極的に声をかけてくる
- 値段交渉が前提
- 観光客も地元の人も混在
日本の百貨店とはまったく違い、市場(スーク)文化を肌で感じられる場所です。夕方以降(17時〜)が比較的涼しく、活気もあるのでベストです。
ゴールドスークで本当に金は買える?
結論から言うと、ゴールドスークではすぐに金が買えます。きちんと合法で安心です。ここでは仕組み・価格・品質を解説します。
どんな金が買える?
ゴールドスークで購入できる金は主に、
- 24K(純金)
- 22K
- 21K
- 18K
日本では18Kが多いですが、ドバイでは24Kや22Kが一般的です。特にインド系住民や中東文化では、「金は資産」という考え方がとても強く、純度の高い金が好まれます。色味もイエローゴールドやピンクゴールド、ホワイトゴールドなどを置いているお店もあります。カスタマイズでアクセサリーを作ることもでき、ダイアモンドをつけるなどのオプションもあります。(その場合は日数がかかります)
通りにはたくさんのお店がありますが各店舗はライセンス制のため、このお店は24K、このお店は18Kなど店舗ごとで扱っている金が違います。(複数取り扱い店舗もあり)まずは店員さんに、この店舗はどの金を扱っていますか?と聞いてから店内に入る方が良いでしょう。
金の価格はどう決まる?
ここがゴールドスーク最大の特徴です。金そのものの価格は、政府管理の国際相場と連動しています。つまり、
- 店ごとに金価格が大きく違うことはない
- 毎日レートが更新され、店頭に掲示されている
という仕組みです。国際金相場の変動により日々価格は変わります。最新価格は必ず店頭で確認してください。
支払う金額の内訳
実際の支払額は次のように4つで構成されます。
- 金の重量 × 当日の金価格
- メイキングチャージ(加工賃)
- VAT(付加価値税)5%
- マージン
この「メイキングチャージ」と「マージン」が交渉可能です。
品質は信頼できる?
「海外の市場で金を買うのは不安…」これは多くの方が感じる疑問です。結論として、ゴールドスークの金は非常に信頼性が高いです。理由は、
- ドバイ政府(Dubai Municipality)が厳しく管理
- 各店舗はライセンス制
- 不正があれば即営業停止レベル
さらに、購入時には純度・重量・VAT額が明記されたレシートが必ず発行されます。一方で、これらをきちんと明示せず、口頭で全て済ませようとする店員さんからは購入しない方が良いと思います。
初心者でも安心!ゴールドスークでの買い方と注意点
【例】初めて金のブレスレットを買う場合
例えば、あなたが22K・20gのブレスレットを購入するとします。
- 当日の金価格:1g = 約370AED(※相場により変動)
- 金価格合計:370 × 20 = 7,400AED
- メイキングチャージ:1gあたり20AED提示(20g×20=400AED)
- マージン
ここで交渉します!
もう少し安くなりませんか?
すると、メイキングチャージを1gあたり20AED → 15AED → 10AED、、、、
と下がることがあります(デザインによっては交渉幅が限られることも)。あるいは、キリのいい数字まで、など、店員さんが提示してくれます。正直、ここまで下げれるんかい!と驚くことも多いです。
最終的な内訳(交渉なしの場合)
- 金価格:7,400AED
- メイキングチャージ:200AED(10AED×20g)
- 小計:7,600AED
- VAT(5%):380AED
- 支払総額:7,980AED
ここからマージンが加わった価格を提示されます。
支払い方法
- 現金(AED)
- クレジットカード
最近は多くの店舗で手数料なしでカード決済可能ですが、小規模店では3〜5%の手数料を求められることもあります。事前に確認しましょう。
またパスポートやID提示を求められることもあるので持参しておきましょう。
注意点
- 必ず純度(K)と重量を確認(目視で)
- レシートを必ず受け取る(VAT額も記載されているか確認)
- 相場を事前に軽く調べる(「Dubai gold rate」などで検索し金価格の国際相場をチェック)
- 1店舗だけで即決しない(2〜3店舗見比べるのがおすすめ)
- スリや貴重品管理に注意(混雑時は特に注意)
- しつこい客引きは丁寧に断る(興味がなければ“No, thank you”でOK)
- その場で受け取らない場合は完成日(受取日)を必ず確認
交渉のコツ
- シンプルなデザイン:1gあたり5〜15AED程度まで下がることも
- 複雑なデザイン:15〜30AED程度が相場で、あまり下がらない
先述でメイキングチャージとマージンのみ交渉可能と言ったので、あまり値引きできないのでは、、、と思う方もいらっしゃると思いますが、店舗や担当者によって判断が全く異なります。(中東あるあるですが、仲良くなれば身内に優しいイメージ)何を何点買うか、その日その月の店舗の売り上げ・・・などから気前よく割引いてくれたり、その逆も然り。
購入時にすでに「ディスカウントするよ」と価格提示してくれることが多いので、「more discount?」と聞いてみて話を進めていきましょう。明らかに無茶な額の交渉や強い言い方、しつこすぎる交渉は相手に失礼ですが、丁寧に笑顔で交渉するのがポイントです。
値段交渉には時間と根気強さは少なからず必要ですので、慣れていない日本の方には値切りの相場も分からずストレスかもしれませんが、それを楽しめる人ならお値打ち価格で金を購入できると思います!

お察しの通り、関西文化に近いかもしれません。男女問わず愛嬌が値引きを制しますので(笑)、ぜひチャレンジしてみてください!
気になることリスト
さいごに
ドバイのゴールドスークは世界有数の金市場で、観光・文化・投資が融合した場所です。日本人でも安心して金を購入できるという非常に魅力的なスポットです。
いざ金の本場ゴールドスークに行ったものの、客引きや店舗数に圧倒され、結局買わないまま戻ってきてしまう方も実は多いのですが、買う・買わないに関わらず、一度は訪れる価値がある場所だと思います。
ぜひ、周辺の観光地と合わせて旧市街の雰囲気と金の輝きを楽しんでください!
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