UAEの中心都市として注目を集めるドバイ。超高層ビルや豪華ホテル、ショッピングモールに砂漠体験など、都市そのものが一大観光地であり、生活拠点としても魅力的な街です。
そんなドバイに住んでいる方、あるいは観光で訪れている方にとって、「せっかく中東にいるのだから、周辺にも足を伸ばしてみたい」と思うのは自然なことかもしれません。
実はドバイは、地理的にも交通網的にも「中東・アフリカ・アジアへの玄関口」と言える絶好のロケーション。短時間のフライトや週末トリップで行ける近場の国々・都市が多数存在し、そのどれもが個性的で魅力にあふれています。
この記事では、ドバイ在住者にも観光客にもおすすめできる「近場の旅行先」をご紹介します。次の休暇や週末のプチ旅行に、ぜひ参考にしてみてください。

AYA
元エミレーツ航空CA。大学卒業後、PCサプライメーカーの営業職に就職。その後オーストラリアへワーホリ、フィリピン英語留学を経てエミレーツ航空CAへと転職。ドバイを拠点に世界中を飛び回る生活を7年、訪れた国は80カ国以上。現在は、生活情報の発信などを行っている。
まずはドバイ近郊(日帰り〜1泊2日)
📍 アブダビ(UAEの首都)
ドバイの華やかさとはまた違った魅力を持つアブダビ。文化的な体験が豊富で、落ち着いた雰囲気を楽しめます。ドバイから気軽にアクセスできる距離にあり、日帰りでも宿泊でも充実した時間を過ごせます。
観光客向けー初めての王道コース
午前中:シェイク・ザイード・グランド・モスク
白亜の巨大モスクは写真で見るより実物の方が圧倒的で、内部の装飾も必見です。
午後:ルーヴルやコーニッシュ(海沿いのプロムナード)
世界各地から集められたアートコレクションを鑑賞した後、海景色を楽しみながら散歩すれば、文化・アート・リゾート気分をコンパクトに味わえます。ドバイ発着の1日ツアーを利用すると、往復送迎に加えて主要スポットがパッケージになっているため、効率よく回れます。

ドバイ在住者向けー週末の気分転換
在住者は上記観光スポットはもちろん、自家用車やタクシーで移動できる場合は、混雑期間を避けたり、自然系スポットをゆっくり巡るのも良さそうです。お子様がいるご家庭なら、ヤス島の年間パスや複数パークパスの活用がおすすめです。大人も楽しめますよ!
- マングローブ・ナショナル・パーク
- ジュバイル・マングローブ・ウォーク
- YASウォーターワールド(大型ウォーターパーク)
- フェラーリ・ワールド(世界最速級のコースター)
- ワーナー・ブラザーズ・ワールド(屋内型で天候に左右されない)
- ナショナル・アクアリウム
- エミレーツ・パーク・ズー
📍 「文化の街」シャルジャ(UAE)
ご存知ですか?シャルジャは1998年にユネスコから「アラブ文化首都」に選ばれた、UAEで最も文化的な首長国です。アルコール販売が禁止され、保守的な雰囲気を保ちながらも、アートやイスラム文化の保存・発信に力を入れています。派手さはないものの、数ある博物館、美しいイスラム建築、そして驚くほどリーズナブルな物価が魅力の、知る人ぞ知る観光スポットになっています。
アクセス:ドバイから車で約30〜50分
見どころ:
- シャルジャ美術館:中東最大級の美術館で、現代アラブアートのコレクションが充実
- イスラム文明博物館:イスラム文化の歴史を7つのギャラリーで展示。建築も美しい
- シャルジャ遺産博物館:伝統的な生活様式や工芸品を展示
- シャルジャ考古学博物館:この地域の古代文明を学べる
\おすすめポイント/
入場無料の施設が多い: シャルジャの多くの博物館・美術館は入場無料、または非常に安価で通えるパスなどもあります。
金・土曜日は注意: イスラム文化を尊重し、金曜日は多くの施設が午後から閉館、または休業の場合があります。
宿泊費が安い: ドバイのホテルが高騰している時期でも、シャルジャの宿泊施設は半額以下のことも。海沿いのホテルなどで静かにリラックスできますよ。
レストランが格安: ローカルレストランでは、ドバイの半額程度で本格的な中東料理を楽しめます。特にアラビア料理やインド料理の選択肢が豊富です。また最近ではおしゃれなカフェエリアなどもあり、アートと文化を推進する街です。
📍 海&自然のフジャイラ(UAE)
UAEで唯一インド洋(オマーン湾)に面するフジャイラは、砂漠のイメージが強いUAEの中で異彩を放つ「海とマリンスポーツの街」です。透明度の高い海、ウミガメとの遭遇、山岳地帯の自然など、ドバイとはまったく違う魅力が詰まった週末旅行にぴったりです。
アクセス:ドバイから車で約1.5〜2時間程度
見どころ:綺麗な海岸、シュノーケリングやダイビングスポット
- スヌーピー島:フジャイラで最も有名なシュノーケリングスポット。色とりどりの熱帯魚、サンゴ礁、そして高確率でウミガメに出会えることで人気
- マーティニ・ロック:ダイビングの聖地として有名な岩礁。大物魚やエイに遭遇することも
- フジャイラ・フォート: UAE最古級の要塞で、17世紀に建てられた歴史的建造物。小高い丘の上にあり、周辺の景色も楽しめます。
- アル・ビドヤ・モスク: UAE最古のモスクとされ、シンプルながら美しい泥レンガ造りの建築。歴史好きは必見です。
多くのダイビングショップがボートツアーを催行しており、シュノーケリング半日ツアーなら150〜300AED程度。ウミガメとの遭遇率が非常に高く、運が良ければ複数匹のウミガメと一緒に泳ぐことができます。
透明度の高い海でのシュノーケリング、ウミガメとの感動的な出会い、静かなビーチでのリラックスタイム、そして山岳地帯の自然美。ドバイの都会的な喧騒から離れて、のんびりと過ごしたい週末におすすめです。
ちょっと足を伸ばす海外(UAE外)
日本は島国なので海外=飛行機または船を使いますよね。そんな日本の方に馴染みがないのが「車で海外旅行」。週末サクッと海外旅行ができるのです。車移動でもパスポートをお忘れなく!
🇴🇲 オマーン(首都マスカット)
ドバイから国境を越えた先に広がるのが「アラビア半島の秘宝」と呼ばれるオマーンです。UAEとは違った伝統的なアラブ文化、壮大な自然、そして素朴な人々の温かさに触れられる魅力的な国です。車でも飛行機でも行けます。
見どころ:マスカットの大モスク、歴史地区、渓谷や山岳自然など、ドバイから行きやすい北部エリア。
ムサンダム半島(ハサブ):ドバイから車で約2.5時間(国境越えあり)
「中東のノルウェー」や「アラビアのフィヨルド」と呼ばれる絶景。切り立った岩山と青い海が織りなす景観は圧巻です。ドバイ発着の日帰りツアーもあります。
- イルカウォッチング
- シュノーケリング
- 無人島での海水浴
マスカット(首都):ドバイから車で約4時間、またはフライト1時間
- スルタン・カブース・グランド・モスク:圧倒的な美しさを誇る白亜のモスク。非イスラム教徒も見学可能
- ムトラ・スーク:伝統的な市場で、香水、銀製品、オマーン産乳香などのお土産が豊富
- ロイヤル・オペラ・ハウス:中東屈指のオペラハウスで、建築美も見事
- アル・アラム宮殿:スルタンの宮殿。外観のみ見学可能
🇶🇦 カタール(首都ドーハ)
ドバイから週末旅行先としての候補に入るドーハ。ドーハの悲劇や(世代が分かりますね笑)2022年のFIFAワールドカップ開催で一気に知名度が上がり、最先端の文化施設と伝統が融合した魅力的な都市に変貌しました。
アクセス:飛行機で約1時間(シャルジャから便数が多いです)
見どころ:
- スーク・ワキーフ: 伝統的な市場で、香辛料、織物、鷹の販売所まである独特の雰囲気。カタール料理のレストランも充実
- イスラム美術館: 建築家I.M.ペイ設計の美しい建物。世界最高水準のイスラム美術コレクションを誇る
- カタラ文化村: 円形劇場、ギャラリー、ビーチが一体化したカルチャースポット
- ザ・パール・カタール: 人工島の高級住宅地。ヴェネツィア風の運河沿いにレストランやカフェが並ぶ
- 国立博物館: 砂漠のバラをモチーフにした斬新な建築。カタールの歴史と文化を学べる
🇧🇭 バーレーン
「湾岸のリベラルな島国」として知られるバーレーンは、コンパクトながら見どころが詰まった週末旅行に最適な国です。
アクセス:飛行機で約1〜1.5時間
見どころ:
- バーレーン・フォート(カラート・アル・バーレーン): 世界遺産の古代遺跡。紀元前2300年頃のディルムン文明の跡地
- アル・ファテハ・グランド・モスク: 世界最大級のモスクの一つ。無料ガイドツアーあり
- マナーマ・スーク: 伝統的な市場で、金製品、真珠、布地などが揃う
- バーレーン国立博物館: 考古学的発見や伝統文化の展示が充実
- 生命の木: 砂漠の中に400年以上も立ち続ける不思議な木。
🇸🇦サウジアラビア
2019年に観光ビザの発給を開始したサウジアラビアは今、注目を集めています。巨大な国土に歴史遺跡、砂漠、紅海のビーチリゾートが広がる、新たな中東観光地です。あまり情報がないので、冒険好きにはおすすめ!2030年の万博開催予定もあり、これからもどんどん発展していくかもしれませんね!
とはいえまだまだドバイと異なり、保守的な国です。イスラム文化を尊重した身だしなみを心がけましょう。(アルコールもありません。)
アクセス: ドバイから飛行機で約2時間(リヤド)、約1.5時間(ジェッダ)
見どころ:
- アル・ウラー: 世界遺産ヘグラ遺跡(マダイン・サーレハ)。ペトラ遺跡に似た岩窟墓が砂漠に点在する壮大な景観
- リヤド(首都): エッジ・オブ・ザ・ワールド(世界の果て)と呼ばれる断崖絶壁は必見。国立博物館や歴史的なディライーヤ地区も見どころ
- ジェッダ: 紅海沿いの港町。旧市街アル・バラドは世界遺産。コーニッシュ沿いの散策やダイビングも人気

2022年にリヤドに行きました!観光地として間もなかったので観光客も少なかったのですが、出会った現地の皆さんが本当に優しい方ばかりで素敵な国でした!また行きたい!

ドバイ周辺は旅の宝庫!
ドバイでの生活は日常が刺激的なだけでなく、旅へのアクセスも圧倒的に良い環境です。UAE国内旅行はもちろん、海外の短期旅行も現実的で多彩な選択肢があります。どこも似たように感じることもありますが、同じイスラム文化圏でも差がわかるくらいに国によって色が異なります。
今回は中東編でしたが、フライトで3〜5時間で中央アジアやトルコ、エジプトなどの北アフリカ、5〜7時間でヨーロッパや東南アジアに行けちゃいます。UAEに住むと旅が生活の一部になることも少なくありません。
ドバイを拠点に、週末旅行からヨーロッパ方面まで、ぜひあなたの「行きたい旅リスト」を作ってみてくださいね✈️🌍
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